ホーユーヘアカラーミュージアム『パラリンアート展』

ホーユーヘアカラーミュージアム『パラリンアート展』

8月24日から11月27日まで、ホーユーヘアカラーミュージアムで『パラリンアート展』が開かれています。ホーユー株式会社が「自己表現を通じて人々の心を彩る活動をしている人たちを支援したい」いう思いから、障がい者アーティストの方を対象に実施している絵画コンテスト。会場には個性豊かな作品が並んでいます。

それぞれの作品には、力強さやダイナミックさ、また、優雅さや繊細さなど、障がいを持つアーティストならではの独創性と表現力が息づいており、訪れる人々の心を魅了しています。

会場は「ホーユーヘアカラーミュージアム」

ホーユーヘアカラーミュージアム

会場は、名古屋市東区にある「ホーユーヘアカラーミュージアム」。日本初の、ヘアカラーに特化したミュージアムです。2023年に創立100周年を迎えたホーユー株式会社が、ヘアカラーの歴史と文化を次世代に伝えていくために開館しました。

日本のヘアカラー史やホーユーの歩みを知ることができる資料

館内には、日本のヘアカラー史やホーユーの歩みを知ることができる資料がずらり!懐かしい商品のパッケージや看板なども展示されています。

ホーユーヘアカラーミュージアム体験コーナー

体験コーナーには、様々なアトラクションが!

AIシミュレータでは、普段はできないような髪色・髪型を試すこともできます。個性を表現するためのツールでもあるヘアカラー。変わる瞬間のワクワク感を体験したり、『自分らしさ、自己表現ってなんだろう…?』と考えるきっかけにもなりそうです。

自己表現の場「パラリンアート展」

企画展示室の入り口

ことしは館内の企画展示室を会場に、初めて一般向けの展示が行われています。施設入口から入ってすぐ、受付のそばにあるスペースです!

作品展示様子

今回のコンテストテーマは「イキイキワクワクとした未来」。合計137の応募作品の中から、ホーユー社員の投票により選ばれた最優秀賞(1作品)、優秀賞(2作品)、ホーユー賞(11作品)、計14作品が並んでいます。

個性豊かな作品の数々

実際にどんな作品が並んでいるのか…今回は最優秀賞と優秀賞の作品をご紹介します。

<最優秀賞>

『イキイキとワクワクがとまらない』

『イキイキとワクワクがとまらない』
カミジョウミカ

原色が目を引くこちらの作品は「人間と動物含めいろんな生物がイキイキとワクワクが止まらない状態」が描かれたものです。肌の色や性別関係なく楽しく過ごせる未来がくることを願う、そんな思いも込められています。カミジョウミカさんご自身も元々原色が好きで、描いていてとても楽しかったそうです。

<優秀賞>

『Toward the Future』

『Toward the Future』
黒川陽平

「次の100年ももっと多様で、自由で、彩り豊かな世界にするためにワクワクした気持ちを発信 Sending out excitement to make the next 100 years a more diverse, free, and colorful world.」をスローガンに製作された作品です。躍動感溢れる色遣いと人々の笑顔が印象的で、次の100年への熱い思いが感じられます。

『髪色かえた~』

『髪色かえた~』
tomoko

「髪を染めるときって、わくわくする。 新鮮な気持ちにもなったり周りから褒めてもらえたり。」そんな思いを込めて描かれたイラストです。作品を見ているこちらも「どんな髪色になるのだろう」「この後は誰かに会って褒められるのかな」と想像して、思わず笑顔になりますね。

今後への思い

去年に続き2回目の公募を行い、初めて一般向けの展示を行った『パラリンアート展』。担当するホーユーヘアカラーミュージアムの梶原秀一さんにお話を伺いました。

梶原氏

梶原さん「表現の場として来年以降もこの取り組みを続けていきたいと考えています。ぜひ多くの方に作品を見ていただき、こういった取り組みや障がい者団体などについて、より多くの方に知っていただきたいです。」

取材後記

ヘアカラーだけにとどまらず、さまざまな自己表現の支援に取り組んでいるホーユー株式会社。実際にミュージアムを訪れて、ヘアカラーの歴史や魅力にふれるとともに、『パラリンアート展』の作品からさまざまな思いや個性を感じました。自分らしさや個性、自己表現について考えるきっかけになるかもしれません。ぜひ足を運んでいただきたいスポットです。


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