今年も円頓寺七夕まつりが開催されます!各店舗ハリボテ制作もスタート♪

今年も円頓寺七夕まつりが開催されます!各店舗ハリボテ制作もスタート♪

円頓寺七夕まつりは、毎年7月の最終週5日間にわたって(最終水曜〜日曜日にかけて)名古屋市西区の円頓寺商店街で開催される伝統的なお祭りです。名古屋市のイベントとして楽しみにしている方も多いことでしょう。

名古屋市の夏の風物詩
円頓寺七夕まつり


1956年頃から続く伝統のお祭りで、夏の風物詩として親しまれています。祭り期間中、アーケードにはたくさんの出店が並び、店主たちの手作りによる趣向を凝らしたハリボテ飾りや吹き流しが所狭しと飾られ、多くの来街者が訪れる人気イベントです。


七夕まつりといえば

名古屋の夏の風物詩、円頓寺七夕まつり!毎年この時期になると、アーケードの天井が七夕飾りやハリボテで賑やかになります!今年はどんなハリボテが飾られるのか、今からワクワクしちゃいますね♪

ハリボテ作りは、地域の絆が深まり、七夕まつりが一層盛り上がる…そんな魅力にあふれた名物行事。円頓寺商店街に行ったら、ぜひ見上げてください。きっと「ナニコレ」や「カワイイ」制作物に出会えるはず♡

お祭りの当日、【和水香庵】のスタッフさん
(2023年の写真:【和水香庵】提供)

この記事を読めば、七夕まつりはもちろん、ハリボテ制作の楽しさやその魅力も分かります♪七夕まつりに興味がある方、名古屋市のイベントをもっと楽しみたい方は、ぜひ読んでみてください。

ハリボテ制作の魅力

ハリボテの歴史と意義

画像:公式HPより引用

ハリボテ制作は円頓寺七夕まつりの醍醐味!地元の商店主や市民が一丸となって制作します。その歴史は長く、地域の人々が集まり、協力して大きな工作をすることで、地域の結束力も、お祭りへのテンションも高まります。ハリボテ制作は、単なる飾り付けというわけではなく、地域コミュニティの絆を深める大切なイベントのひとつなのです。

ハリボテの制作現場

ハリボテ制作体験レポ!

昨年(2023年)のハリボテ制作でも、さまざまな力作ハリボテが作られました。その中で注目を集めた作品の1つに、「茶筅」ハリボテがあります。茶筅の形を模した巨大なハリボテは、そのユニークさと意外性に、多くの人々が感嘆しました。制作したのは、円頓寺商店街で茶道体験ができるお店【和水香庵】です。

筆者は、昨年その制作過程を取材…というよりも、制作メンバーとして参加していたので、現場の様子を皆さまにお伝えしたいと思います。

ちなみに「茶筅」ってこちらデス!

抹茶をたてるとき、かきまわして泡を立てたり、練ったりする竹製の具です。

お抹茶をいただく時シャカシャカするあれです!

制作のプロセス 〜ハリボテの作り方〜

1. 骨組み制作

まずは、木材や竹を使ってハリボテの骨組み作り。これはハリボテの形を決める重要なステップです。

2. 新聞紙と糊で外枠を仕上げる

骨組みに新聞紙を貼り付け、おおまかな形を整えていきます。

「茶筅」ハリボテの紙貼り作業では、洗濯のりをどれだけ希釈するかがカギでした。薄めすぎると塗りやすいけど剝がれてくる…濃いと粘度が高くなり強度UPはするけど塗りにくいので作業スピードが落ちる…などなど。あーだこーだ言いながらどんどん進めていく(進めなきゃいけない)感じが、学園祭の準備っぽくてテンションUP。ハリボテを作りながら、青春っぽいキラキラした思い出も作れちゃうのです♪

大きなハリボテゆえの「面積の広さ」とも戦いつつ…消費する洗濯のりはとてつもない量です(汗)

きっと商店街じゅうが、七夕の時期になると洗濯のりの仕入れに大忙しになっているに違いない(笑)

制作途中のハリボテは、当日飾る様に吊り下げて保管
(2023年7月14日撮影)
7月の円頓寺商店街では上を見上げて見て♡

3. 装飾と総仕上げで完成

仕上げは色とりどりの紙や布で装飾を施します。製作チームそれぞれが個性を発揮する場面です。

「茶筅」ハリボテの装飾は
なんと「竹」を使用!実物の「茶筅」さながら「上り穂」の部分を細い竹で一本一本表現。「竹を曲げる」工程では、かなりの労力を要しましたが、和水香庵オーナーである香川さんの娘さん(中学生)が、器用さを発揮し、竹職人のごとく見事な曲げ技を極め、曲げ竹を量産してくれました。

最初は熱を加えて曲げていたけど、素手の方が美しいカーブになると判明
(2023年7月16日撮影)
見えるかな?ハリボテの中に人が入って結束バンドを裏から通しているのです
(2023年7月16日撮影)

曲げられた竹をハリボテ本体につけていく作業も同時に遂行。最初は数本ずつを1つの結束バンドで留めていましたが、そのやり方では簡単にスルンと竹が抜けて(落ちて)しまうため、安全面を考慮し1本1本を丁寧に留め、抜けないよう固定し直しました。

隙間がほとんどないので結束バンドを通すのが至難の技
(2023年7月16日撮影)

また、制作途中で全体を確認した際、「上り穂」の数が足らずスカスカに見える…という意見が出たため、急遽、竹を増量。全く隙間なく詰めながら留める作業は難易度MAXでした。

黒い隙間部分全てに竹を入れ留めていく作業
(2023年7月16日撮影)
完成!
(2023年7月16日撮影)

汗だくになりながらも、みんなでわいわい一生懸命作り上げていく充足感。
「七夕まつりはもう始まっている」なんて言いながら、夜のアーケードでの巨大工作は最高に楽しい時間でした。

そして、完成したハリボテがアーケードの天井に吊し上げられると、達成感で満ち溢れ…おまつりへのモチベーションもMAXに!心躍るワクワクが止まりませんでしたよ♪

ハリボテ制作のすすめ

ハリボテ制作からおまつりに参加する面白さ

円頓寺七夕まつりのハリボテ制作に参加してみませんか?お店によっては誰でも参加OK。興味がある方は、商店街の公式サイトやSNSをチェックしてみてください♪みんなで力を合わせて作るハリボテは、完成したときの達成感がひとしおです。そして、お祭り当日、アーケードに飾られたハリボテを見とちょっと誇らしい気持ちになれるはず♪

「新聞紙全面に貼り終わったぜ!」の記念撮影(2023年7月14日円頓寺商店街にて撮影)

ハリボテ制作で広がる新たなご縁♪

参加者全員の情熱と汗が注がれ、ワイワイと制作に打ち込むあの感じ…そう!それはまるで文化祭準備のよう。筆者も、昨年は「これ、なんか懐かしい感覚だわ~」と若かりし青春時代を回想しながら、制作活動を楽しみました。
集った人々は初対面でしたがすぐに打ち解けることができますよ♪

ちなみに・・・ 2024年度【和水香庵】
   〈ハリボテ制作日程 〉(予定


■日時
7月11㈭・19㈮・24㈬ 18時ごろ~
■場所
【和水香庵】前
(※筆者ももちろん参戦予定)

「面白そうだな」「やってみたいな~」と思った人は、思い切って参加してみてはいかがでしょうか♪

第67回 円頓寺七夕まつり 2024

ハリボテ制作を楽しんだら、いよいよ円頓寺七夕まつり本番!当日は七夕まつりを大いに楽しみましょう!

イベント概要

円頓寺七夕まつりメインビジュアル(画像:円頓寺商店街公式HPより)

開催期間:2024年7月31日(水)~8月4日(日)
時間:各日 昼頃~21:00
場所:円頓寺商店街

2024年も特別企画がてんこ盛り

イベントスケジュール
(※各イベントの日程、時間は予告なく変更する場合がございます。ステージイベントは雨天中止の場合もあります。)

1.装飾コンクール 審査

日時:7月26日(水)11:00~
内容:審査員が審査し、優秀作品を決定。結果は夕方頃に発表。

2.みんなの装飾コンクール

受付時間:11:00~20:00
内容:QRコードで投票サイトにアクセスし、投票。
1人1回1点のみ。投票者は本部でガラガラ抽選会に参加可能。
投票締切は8月3日(土)深夜24時。結果は8月4日(日)昼頃に発表。

3.写生大会

期間:7月31日(水)10:30~8月2日(金)12:30
参加資格:中学3年生まで
内容:作品は多賀社境内で展示。返却と賞状は8月11日(月)から円頓寺本町商店街のアサヒ写真で受け取れます。

3.大道芸 on LIVE

日時:16:00~
場所:東メインステージ、西第1ステージ、西第2ステージ
内容:地元の大道芸人によるパフォーマンス。

4.ナゴヤ座練り歩き

日時:18:20~(予定)
内容:カブキエンターテイメント「ナゴヤ座」による練り歩き。

5.その他

東メインステージ「きいやま商店ライブin円頓寺七夕まつり」

〈きいやま商店〉(画像:円頓寺商店街公式HPより)
〈きいやま商店〉(画像:円頓寺商店街公式HPより)

 ・円頓寺七夕放送局
 ・なごのキャンパス会場「名古屋おもてなし武将隊盆踊り大会2024」(金土日 18:00~20:00)

会場:なごのキャンパス 名古屋おもてなし武将隊による盆踊り大会
会場:なごのキャンパス
名古屋おもてなし武将隊による盆踊り大会

円頓寺七夕まつり記事のまとめ

さあ!円頓寺七夕まつりへ出かけましょ‼︎

色とりどりの七夕飾りが商店街を彩る円頓寺七夕まつり。屋台の賑やかな笑い声が響き渡ります。スペシャルバンドの熱いライブに酔いしれ、夏グルメを堪能しながら、まつりの賑わいに身を浸してみませんか。 そして、アーケードの幻想的な飾りの下で願いを乗せて…胸踊る夏の思い出を作りましょう!

以上、円頓寺七夕まつりとその魅力についての紹介でした。暑い夏も皆様が名古屋市のイベントをより楽しんでいただけますように♪

最新記事
タグ
PAGE TOP